口臭対策

口臭の原因

  • 消化器の病気
  • 舌に常駐する舌苔(ぜったい)の異常
  • 歯周病や唾液減少による細菌の増殖
  • ストレスなどによる唾液減少による細菌の増殖
  • ニンニクなど、臭いの強い食品を摂取した後

これらの原因以外に睡眠中に唾液が減少して細菌が増殖することがあります。
口内には健康な人でも、約200種類の微生物が存在し、その総数は数10億にのぼります。
微好気性菌(酸素を好む菌)と嫌気性菌(酸素がない状態を好む菌)、その他ウイルス、バクテリアが存在します。
睡眠中は口内が乾燥し、特に口を空けていると、口内は酸素が欠乏し、嫌気性菌が増殖して、口臭の原因になるのです。

寝起きは先ずうがい

寝起きに、まず水を飲むことが体の水分補給には重要ですが、その前に必ずうがいをしましょう。
睡眠中の口内は雑菌が非常に増殖していますので、そのまま水を飲むと、大量の雑菌を体内に流し込むことになってしまいます。
枕もとで水を飲みたいという人、または外出していてうがいが簡単にできない人などは、銀のきらめきミニを携帯して、口の中にスプレーするとうがいの代わりになりますし、咽の奥まで、銀イオン水できれいにすることができます。

愛知県がんセンター研究所 疫学・予防部の研究

  • がんの環境要因、宿主要因、および両者の交互作用を解明するための病因疫学研究(ホームページ参考)
    ・歯磨回数を指標とした口腔衛生状況と頭頸部・食道がんリスクとの関連 
    2696名の非がん患者を調査対象とし、歯磨き1回/1日を基準として、磨かない群と歯磨き2回/1日の群に分けて比較。磨かない群は歯磨き1回/1日の群に比べて、1.79のオッズ比。歯磨き2回/1日は0.82のオッズ比で、歯を磨く方が頭頸部・食道がんの可能性が低いというデーターがでた。

口腔衛生状況が悪いことは、口腔内常在菌に起因する慢性的な炎症の原因となり、それががんの原因となっている可能性がある。また、口腔内常在菌により産生されるアセトアルデヒドなどの発がん物質に対する慢性的な曝露も候補として考えられる。あるいは歯磨自体ではなく、歯磨に伴ううがいが、喫煙、飲酒等への曝露を和らげている、という可能性も考えられる。

口内は睡眠中やストレスを感じたときに唾液が減少し、雑菌が大量に増殖する。愛知県がんセンターの研究では口内の雑菌とがんとの関連性について言及しており、口内を清潔に保つには、こまめなうがいや銀イオンスプレーなどが役にたつのではないかと期待される。
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