銀イオンの安全性

銀の安全性についてのレポート

銀は比較的安全な金属であるといわれています。
人は有史以来、銀を食器や箸、歯科治療に用いてきました。第二次世界大戦中には、軍馬用の飼葉に銀系抗菌剤を添加し、水を経由する病気から軍馬の感染を防止していました。
また、幼児用の樋屋奇応丸や口臭清涼剤の仁丹の外装剤として用いられているほどです。
銀の安全性については、研究機関や公的機関の報告においてもその安全性が報告されています。

家庭用品等に係る健康被害病院モニター報告(平成23年12月27日厚生労働所食品局)
21種類の金属について、装飾品、歯科材料、時計・時計バンドについて調査したバッチテスト(皮膚障害)の結果が報告されています。
平成22年度のアレルギー性皮膚炎の事例が36件(全体の94.7%)ともっとも多かった。
原因のほとんどが金属製であり、その装飾品のうち20件について、パッチテストが実施され、その結果は、ニッケル(14件)、コバルト(10件)、その他パラジウム、金、水銀、鉄、白金等でアレルギー反応が観察された。

皮膚一次刺激性試験(財団法人日本食品センター 第48051049号)
AGposs銀メッキ繊維を検体として使用し、健康なウサギの皮膚に対して、OECD化学物質毒性試験指針(1981)に準拠した、皮膚一次刺激性試験。
1、24、48、72時間において、ウサギ3匹のいずれも皮膚刺激反応は認められなかった。

世界保健機構(WHO)による「飲み水の銀」のレポート
世界保健機構(以下WHO)が2003年3月に原題「Silver in Drinking-water」というレポートを出しています。
その中には、濃度0.1mg/Lの銀が入った水を70年以上飲んでも、NOAEL(最大無毒量)の半分にしかならないと記されています。

このように銀は比較的安全な金属だといわれていますが、万一、ご使用中に発疹、かゆみなどが生じましたら、ご使用を中止し専門医師にご相談ください。