銀イオンの抗菌効果

銀イオンバッグ

銀イオン発生の仕組み

金属銀が水と接触したとき、水原子の酸素と反応し、銀イオンを生成する。

この銀イオンは微生物や他の有機物のSH基と反応して結合し化合物となる。

しかし、純度99.9%の銀メッキ繊維でできた、銀イオンバッグからは銀イオンが飽和状態になるまで放出され続ける。
このときの銀イオンの濃度は約100ppb(※1)で飽和状態2.2ppm(※2)まで銀イオンを放出し続けます。
抗菌効果を得るための、銀イオンの濃度は5~10ppbですから「銀のきらめき」には十分な抗菌効果があることがわかります。

銀イオンの発生期間

銀メッキの量によりますが、銀が存在する限りは銀イオンは出続けます。
「銀のきらめき」の場合は、添付の銀イオンバッグ1個で約100ppbの濃度の銀イオン水を37.5リットル作ることができます。
ただし、長時間使い続けることにより、銀バックの表面に有機物などの物質が付着し、銀イオンの発生を妨げる恐れがあるので、使用回数が1年に満たなくても、1年で交換することをお勧めします。

銀イオンバッグがないと銀イオンは出ているか?
世の中には、銀イオンをうたった商品が沢山ありますが、基本的に銀イオンバッグのような銀イオンを発生させる物が入っていない商品の銀イオンは既に銀化合物になっており、銀イオンの形では殆ど存在していないと思われます。したがって、銀イオンによる抗菌効果は全く期待できないと思われます。

(※1)ppbとは…濃度や割合を表す単位で「part per billion」 の略です。「billion」は10億(10の9乗)を表します。1ppbは0.0000001%の濃度です。具体的には10m×10m×1mの大きさの中に入っている水に0.1 gの物質を溶かした濃度になります。
 
 (※2) ppmとは・・・濃度や割合を表す単位で「parts per million」の略です。100万分の1のを表します。
1ppmは0.0001%の濃度です。

銀イオンによる抗菌作用の仕組みについて

一定の濃度以上(5~10ppb以上)の銀イオンは細菌の細胞内部に侵入していきます。
細胞内部には菌の呼吸系代謝酵素が存在し、銀イオンはこれらの酵素を攻撃して、その細胞の呼吸代謝機能を停止させることにより、細菌を死滅させるという考え方が有力です。

簡単に言えば、銀イオンが細胞の内部に侵入し、細菌を呼吸できなくして、死滅させると考えてください。